COLUMN
やさしい日本語講座3/3
留学生とコミュニケーションの実践
やさしい日本語講座最終回は、実践演習です。
3~4人のグループに、1人の留学生が加わり、15分間のグループトークを4回。アメリカ、メキシコ、南アフリカ、中国、台湾、韓国、香港からの留学生とテーマを決めてお話しました。
日本人に聞きたいこと
なぜ神社が街にあるんですか?
正しいかどうかは置いておいて。
「その地域を守るために神社があると思います。」と答えました。
そこから「神社」と「寺」について話が発展し、言葉だけだと難しいので紙に相関関係を書くことに。
「神社」→「神道」→「神棚」
「寺」→「仏教」→「仏壇」
「神道」は宗教ですか?と聞かれ、「そ、そうですよね?」と日本人同士で確認。そして「神棚」も「仏壇」も両方家にあることに対して何の疑問も持っていない自分に気づきました。2つの違う宗教が混在する家って外国では考えられないのでは!?
質問をした韓国の学生さんは、一応理解した様子でした。漢字圏の人だから助かりましたが、他の文化圏に人にはどうやって説明したらよかったのだろう?
他にも沢山の疑問が
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他のグループで出た質問の数々。
- なぜ米を洗うのか?
- なぜラーメンとチャーハンとか主食を一緒に食べるのか?
- 日本の大人はなぜゲームをするのか?外国では子供がするもの。
- 冬でも水に氷を入れるのはなぜ?
- 自動販売機がなぜこんなに多いのか?
食べ物に関するものが多いですね。食は文化を表すのかな。
1回のセッション15分はあっという間に過ぎて、会場内は活気にあふれていました。
来年は次のステップに
来年は更に進んで、日本語の文法・文字・語彙を学ぶ講座があります。外国人が日本語を学ぶ時に習う内容をおさらいして、外国人の立場になってみる、ということです。
母国語だと当たり前すぎて意識しないことを、改めて気づかされる予感。
引き続き参加してみようと思います。