COLUMN
やさしい日本語講座1/3
今度は3回コース
9月に行われた「日本語で伝える外国人とのコミュニケーション講座」の発展版が、今日から始まりました。全3回。1-2回目は伝わりやすい日本語の表現を学び、3回目で留学生と日本語でディスカッションをします。
浅草橋は外国人が多い
台東区は23区で5番目に外国人比率が高い。これは前回も聞きました。今回驚いたのは、オブラブ地元の浅草橋に関するデータです。
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台東区の中で外国人居住者が多い町ベスト3
- 入谷
- 浅草橋
- 金杉
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台東区の中で外国人比率が高い町ベスト4
- 東上野
- 竹町
- 入谷
- 浅草橋
数も率も両方上位にあります。
最近旅行者は増えたと感じてましたが、居住者も多いとは!
多文化コミュニケーションは結局みんなのため
文化の違いを知らないと、日本では常識と思っている事が全く逆だったり、悪気がないのに行動が変に目立ってしまったり、誤解を招きやすくなります。コミュニケーションをとる事で、いらぬ争いごとを減らす。日本人も外国人も安心して仲良く暮らすことは、同じ地域に住む人全員にとって幸せなことです。
日本語が外国人から見て難しいところ
いくつかあるのですが、その中で一つ。
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『漢字の読み方がいろいろある』
- 冬生まれ うまれ
- 生年月日 せいねんがっぴ
- 生ビール なまびーる
- 誕生日 たんじょうび
- 生える はえる
- 生きる いきる
- 一生 いっしょう
- 芝生 しばふ
- 羽生結弦 はにゅうゆずる
- 福生 ふっさ
「生」は、ここに上げただけで10通りあります。
中国語にも2つ以上の発音をもつ字がありますが、こんなに種類はないです。漢字圏の人でも意味はわかるが、あまりにバリエーションが多く、何と読んでいいかがわからないようです。
「はさみ+のり」の法則
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東京外語大学の荒川洋平氏が提唱する「はさみ+のり」の法則
- はっきり言う
- さいごまで言う
- みじかく言う
- 相手ののりに合わせて(日本語のレベルに合わせて)
初めはこの4つを意識するのがポイント。
擬音語や擬態語は難しいらしく、今日の講師の方は「ふわふわ」を説明するのにすごく苦労したことがあるそうです。
オブラブのガーゼを説明する「やさしい日本語」を考えねば。
さて来週は
長めの会話や文章の書き替え練習を行います。よけいな修飾語やくどい言い回しをやめ、本質を切り取る練習になりそうです。
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