COLUMN

オブラブのテキスタイルデザインーRhythm

可愛げのある幾何学模様

この柄は、大人も子供も両方が使えるような「可愛げのある幾何学模様」というテーマで作りました。

色んな表情の正方形が、リズムをとって動きだしそうな、鼓笛隊の太鼓の音が聞こえてくるような、そんなデザインです。

多重織りの面白さにはまる

多重織りの構造を探求していくと、糸の使い方 動かし方に着目するようになりました。これによって柄表現のバリエーションが広がります。そして柄により手ざわりなど風合いも変わってきます。

色柄はおもに視覚に働きかけます。これが多重織りなると、その柄が視覚だけでなく触覚にも影響を与えるようになるのです。

織物ではありますが、小空間を設計しているような面白さがあります。

ガーゼを織っているところ

いろいろ欲張ってみました

    多重織りにはまった結果として、いろんなチャレンジをしています。

  • 糸の動かし方を工夫して、生地の両面で柄が違うダブルフェイスのデザインにしました。
  • 柄が細かくても、肌ざわりがふっくらするように工夫しています。
  • 遠目には1色に見えますが、実は複数色の糸を使って、色の奥行き感を出しています。
  • タオル工場で最終加工をしているので、吸水性が他の生地より優れています。

「リズム」は見た目の可愛さの裏に、ものづくりへの探求が隠されています。

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