COLUMN

オブラブのテキスタイルデザイン―Peaceのはなし

モチーフはハトと葉っぱ

”Peace” という名の柄は、ハトと葉っぱのデザインです。

オブラブの多重織ガーゼ、第1号です。

「ノアの箱舟」のお話、多くの方がご存知だと思います。その物語から、”Peace” のデザインが生まれています。遠い昔に読んだ旧約聖書の創世記を、改めてひも解いてみました。少し原文から引用してご紹介します。

ノアの箱船。旧約聖書・創世記6-9章あたり。

わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる。

神をここまで追い詰めてしまったのは、悪い事ばかり思っている人の心。

そんな悪がはびこる地にあって、正しく全き人(英文ではperfectという表現でした)であったノア。神はノアに大洪水が起こることを告げ、箱舟をつくるように命じます。

あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。

ノアの家族と、「すべての種類の家畜、地を這うもの、鳥、翼あるもの」のつがいが箱舟にはいりました。この時ノアは600歳!その後神は40日40夜雨を降らせ、大洪水が起こります。神の激情が頂点に達したのですね。

およそ190日後、地を覆っていた水が引き始めた時、ノアは箱舟からハトを放ちます。でもこの時はすぐに戻ってきました。まだ降りたつ地がなかったからです。7日経って再びハトを放つと、夕方になって戻ってきました。

見ると、そのくちばしには、オリーブの若葉があった。ノアは水が引いたのを知った。

さらに7日経ってハトを放つと、もはや帰ってきませんでした。大地に植物が芽生えていたのでしょう。

ノア601歳、水は完全に引きました。神が箱舟から出るようにノアを促し、ともにいる動物たちを繁栄させるように命じました。神はノアからの捧げものを受け取りながら思います。

わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。(中略)地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏冬も、昼も夜もやむことはないであろう。

Love and Peace

ノアの箱船は「一度まっさらにして新たに生まれる」お話です。

誕生、平和、繁栄。

生まれたばかりの赤ちゃんから、すこし疲れているかもしれない大人まで、すべての人に「Love and Peace」それが ”Peace” のテキスタイルデザインです。

このデザインは、オブラブのシンボルマーク、そしてギフトボックスのイラストへとつながっていきます。

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