COLUMN
中国で奮闘していた頃の置き土産
中国に現地法人を作る時、日本からの送金の受け皿として、南京に個人名義の口座を作りました。現地法人を清算した時に、会社名義の口座は整理したのですが、個人名義はそのままにしていました。
もう10年近く放置。
こういう口座は凍結されるそうです。この手続ために中国に数年ぶりに行ってきました。
IDの番号がちがう
今回手続するのは、活期(普通預金のこと)と定期の2つ。
銀行の窓口に行って事情を説明し(久々の中国語でどこまで通じたか)記録を見てもらったところ、活期口座を作った時のID番号と当時のパスポート番号が合わない。歴代パスポートを持って行ったので全部見てもらったけど、どの番号とも合わない。
なぜ...
ID番号が照合できないので、活期口座は何も手をつけられないことに。
定期はどうだ!
定期はすんなり照合できたのです。よって解約することにしました。
定期を活期口座に変えて、中国の銀行に預金しておいて「銀聯カード」と呼ばれるデビットカードを日本で使う事も考えましたが、活期口座は非居住の外国人は作れないそう。
でも本人確認ができて手続可能なだけでもラッキー。そして当時の定期は利率がよかったので、10年近くでそれなりに増えてました!
中国で長年頑張ったことへのご褒美!
まだ残る置き土産
活期口座はどうしてID番号が照合できなかったのか?
遠い記憶をたどると。外国人のパスポートは、口座開設のIDとして認められず、工場設立を手伝ってくれた中国の方のIDを使ったような気が...口座名義は本人でもID番号が紐付できなければ、そりゃNGでしょうね。
つぎは南京に行かねば。
今回すべて手続が終われば、しばらく中国に行く事はないと思っていたのですが、まだまだお付き合いは続きそうです。