おっぱい事変4|確かな情報
これは、ここ1年半くらいの期間に起こった、いや現在も進行形の、そこそこ人生を揺るがせたお話です。
信頼できる情報を求めて
ステージ1の乳がんと言われたものの、大きな病院で精密検査をする日は、連休明けに決まります。まあまあ日にちがあるなぁ。
この間、色々な本を読みました。私は何かを調べる時、ネットに書かれている事はあまり信用していないので、本を読むことにしています。まず、実店舗がある本屋のアプリで、キーワードを入れて本を検索します。良さそうな本をピックアップして、その本が置いてあるお店に行きます。実際に読んでみてしっくりくるかどうか確かめ、次に図書館にその本があるか調べます。図書館にある場合は、本は買わずにまず借りて読んでみます。図書館なら何冊か同時に借りられるので、同じテーマで違う本を比べながら読めますし。
がんの代替療法の本、食事に関する本、医師が書いた本、これらの迷走読書を経て気づいたのは、問題のど真ん中・がんの客観的な事実を書いた本を読んでいないことでした。周辺の出来事ばかりに気を取られて、気持ちを揺さぶられていたように思います。
「がんの治療には、基準(ガイドライン)があって、病院はこのガイドラインに従って治療を進めている。」
現役のがん専門医の本の中で、こういう内容が書かれていました。そのガイドラインはどんなものなんだろう? という疑問から色々と調べた結果、ぴったりな本がみつかりました。
乳がん診察ガイドライン
日本乳癌学会が編纂した
『患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019年版』日本乳癌学会 編
医師向けに発刊されている 『乳癌診察ガイドライン』 の中から、患者さんに知ってほしい内容をわかりやすく解説した本です。診療だけでなく、社会生活で困る点や気をつける点も書かれていて、まさにガイドライン!
この本の中に「治療法決定に必要な情報」を簡潔にまとめた表があります。
癌の進行度に関するもの: 治療の流れや手術方法を決めるのに必要 | 癌の性質に関するもの: 薬物治療を行うか、どの薬を使うか、を決めるのに必要 |
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・しこりの大きさ | ・癌の悪性度 |
・癌の広がり(リンパ節への転移) | ・ホルモン受容体の有無 |
・他臓器への転移の有無 | ・HERS2の状況 |
・病巣の数、位置 | ・増殖指標(Ki67など) |
出典: 『患者さんのための 乳がん診察ガイドライン 2019年度版』 日本乳癌学会 編
こういう情報がないと、今後の治療がどうなるかわからないのか! そうすると?
検査しないとわからないねぇ。
早く連休が明けてくれ、と思いました。この中途半端な状態から早く抜け出したい……