COLUMN

おっぱい事変2|発覚

これは、ここ1年半くらいの期間に起こった、いや現在も進行形の、そこそこ人生を揺るがせたお話です。

超音波検査、そして針生検

2022年3月。8年ぶりに撮ったマンモグラフィーには、なにやら怪しい影が…

検診結果報告書には、こう書かれていました。

「超音波検査をおすすめいたします。」

おやおや、なにか異変が起きているのかしら ? 確かマンモグラフィーを撮る時に、超音波検査を合わせて受けた方がより安心ですよと言われたし、それならやっておきましょう。予約予約と。

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2022年4月。超音波検査の結果、怪しい影が怪しいしこりであることが判明。

しこりですか ?

「しこりの一部を針で採って、良性なのか悪性なのか調べましょう。」

はいはい、そうですよね。確かめましょう、やりましょう、針生検。そう言えば母もしこりがあったけど乳腺症だったって言ってたし。

判定やいかに?

2022年4月28日。おっぱいのしこりの最終判定を聞きに行きました。

「検査の結果、乳がんでした。ステージ1です。」

んっ ? …… えっ ?! 

がんの可能性はゼロではないと思ってましたけど。いざ言われるとショックでしたよ。腫瘍の大きさは1.5センチ程度。そうか、そんなに大きくないし早期にみつかって良かった。で、今後の流れはどうなるんですか?

「まず手術ですかね。その後、抗がん剤治療か放射線治療。」
「手術でがんを取りますが、場合によっては全摘ということもあります。」
「大きな病院に紹介状を書きますね。休み明けなるべく早い日に予約をとります。」

んっ ? …… えっ ?! 

ステージ1っておっしゃいましたよね? しこり1.5センチ程度って。それでも全摘ありなんですか? と先生に実際聞いたかどうか覚えてません… なんだか現実感がないうわの空状態でした。

帰り道。ショックでちょっと泣けてきました。
なにがショックだったかと言うと、「乳がんステージ1」 より 「ステージ1でも全摘あるのか?!」 でした。

だってー

生きるモチベーション

2021年。体重が減って老け込んだおっぱいを、トレーニングでなんとか持ち直したところなのに。これから更に筋肉つけて、永遠の40代を目指そうと思ってたのに。それがモチベーションだったのに。

それなのに全摘もありなの ?

どういうこと ?

大切なものを脅かされる恐怖。この時のわたしは、命よりも、女性としてのカラダが危機にさらされる事の方に大きな衝撃を受けました。

連休前のこの告知により、ふわふわフワフワ不安定な、気持ちが定まらない日々が始まりました。

(つづく)

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オブラブ代表 Mayumi Nishizawa

武蔵野美術大学卒業。つくること全般に興味があり、凝り性。好きな言葉「歩留り」