おっぱい事変12|アピアランスケア
これは、ここ1年半くらいの期間に起こった、いや現在も進行形の、そこそこ人生を揺るがせたお話です。
脱毛問題
ウィッグの調整を重ねる
6月14日の2回目点滴に向け、がんやカラダの仕組み、食べ物や栄養について本を読み、NHKオンデマンドを見る日々を送りながら、脱毛への準備を進めていました。
抗がん剤治療が始まる前に購入していた、金髪のウィッグ。まずはカットから。
ブリーチしたそのままの色です。
あれだけ金髪にしたかったのに、ちょっとシックリこなかったんですよね。
自前の髪の毛は天然染料のヘナで染めていて、少し赤みのある色でした。ウィッグの金髪は黄味が強く、それが違和感を感じさせていたのかも。
それで美容師さんに相談し、ヘナとインディゴで染めることにしました。金髪をヘナだけで染めるとオレンジ色になってしまうので、少し落ち着かせるためにインディゴをブレンド。
ヘナ8:インディゴ2 の割合で染めたのが、この色です。実際にはもう少し明るく、とてもきれいな色です。
テンション上がるー
更に、金髪の時よりも短めにカット。
まるで自分の髪のように、染めたりカットして整えていきました。もういつでも来い!脱毛!
12日目にして
ウィッグの準備が整ったものの、髪はフサフサ。まるで抜ける気配がしないなぁ。
と思っていた矢先。
髪を乾かす時に指で掻き上げたら、ちょっとまとまった量の毛が抜けました。
いよいよ来たか。
指で髪を梳き、意図的に引っ張ると面白いようにゴソっと抜けます。地肌がパリパリと少し痒いような感覚。毛穴が髪を解き放とうとしているんでしょうか。
この時、6月12日。2週間足らずで脱毛が始まりました。
ショートがおすすめ
朝起きると、枕の上に髪の毛が抜け落ちています。それも日に日に増えていきます。
髪を洗うと、洗面器が抜けた髪でいっぱいになり、貞子 そこにいるのかっ!という状態です。
私は治療に入る前に髪を短かめにカットしていましたが、それでも洗面器に貞子です。ロングの方を想像すると、その見た目のインパクトで精神的なダメージが大きいのではないかと。
再び髪が伸び始めても、元の長さに戻るには時間がかかります。抗がん剤治療にはショートの方がいいのではないかと思いました。
20日目にして
その後、髪の毛はどんどん抜けていきましたが、人間の髪の量って結構あるんです。指で梳くたびに抜けていく髪を見て、今日はもう帽子を被らないと無理じゃないかと思っても、まだイケる。そんな毎日を過ごしていました。
6月20日の朝。
洗髪後、これは9割方抜けたなぁと思ったので、断髪式を敢行。自分でスキンヘッドにしました。
これで枕の上や、床や、ありとあらゆる場所に落ちていた抜け毛から解放される〜
🎀現在進行形の乳がん治療奮闘記。週1回を目指して書いていきます🎀