おっぱい事変11|対策に没頭
これは、ここ1年半くらいの期間に起こった、いや現在も進行形の、そこそこ人生を揺るがせたお話です。
抗がん剤治療始まりました〜其の4
4日目にして
6月4日。
朝6時に体重計に恐る恐る乗ってみると。
戻ってます、元の体重に! 点滴4日目にして浮腫みがとれました!
一定の日数が経過したからなのか、前日の水流し作戦が効いたのか、その両方か。とにかく気づいたのは、カラダの中に入れるものがカラダに影響を与える、というごく当たり前の事です。
去年コレステロールと戦った時は、食べ物でカラダってこんなに変わるんだと思いましたが、薬はもっと作用が強いのだと改めて実感。薬が細胞ひとつひとつに働きかけたら、一晩で3キロ増なんて簡単なことなんだな。そう思うと薬って怖いですよね。
でも抗がん剤治療はこれから3ヶ月続くわけです。薬の副作用に対抗するには、カラダに入れるもう一つのもの、食品を改めて研究せねばと思いました。
2回目点滴に向けて探求が止まらない
良書に出会う
食品に含まれる栄養素を知り、それがカラダにどういう影響を与えるのか。
この疑問に答えてくれる本はないか検索を続けたところ、良さそうな本が見つかりました。私が通っている3つの図書館(台東区・千代田区・中央区)に蔵書がなく、本屋にも在庫がないので、思い切って取り寄せました。
この本は、カラダの成り立ちから、食品の栄養素がどうやって吸収されていくかなど、健康と食べ物の関係を仕組みから説明してくれていて、中身を見ずに購入しましたが、良書に当たりました。
高血圧、高脂血症(コレステロール)、糖尿病、がん、認知症など、病気ごとに章が分かれていて、それぞれに食品が紹介されています。特別な食品はなく、どれも普通に手に入るものばかりです。
コレステロールの章の中で、LDL(悪玉コレステロール)が190〜200までいっている人が、食事と運動努力で正常値に下げるのは簡単ではない、下がってもせいぜい30くらい、と書いてありました。私はLDL190あったのを、3ヶ月で115まで下げたんです!これはかなりの成果なのかも。
私はがんを治せる。
妙な自信が湧き上がってきました。食事と運動だけでコレステロールを劇的に下げたのだから。がんに対しては薬を使うし、これに自主的な食事と運動努力を上乗せすれば、3ヶ月後にがんは消える。
そう確信しました。
がん遺伝子
NHK好きな私は、NHKオンデマンドをよく観ます。がんについての番組を検索したところ、ありました良さそうなのが。
『ヒューマニエンスQ (クエスト) 「“がん” それは宿命との戦い」』
ヒトは、生まれながらに「がん遺伝子」を持っていて、しかも生命誕生に不可欠な役割を担っているそうです。「がん遺伝子」は細胞の増殖をコントロールしていて、これに変異が起こるとカラダに悪さをする「がん細胞」ができ、さらにどんどん増えてしまう事態に。がんの火種は人間が生まれた時から持っているんですね。それに着火してしまうかどうかが問題であると。
その着火には、様々な要因があるとしても、食事や運動などの生活習慣が無関係でないことは想像できます。
東京都中央図書館にて
浮腫みはなぜ起こるのか?
この疑問から水分代謝のメカニズムや、影響を与えるものについて調べ始めました。
本屋のアプリや図書館の蔵書検索で、いろいろ色々検索した末に、東京都立図書館に気になる本がありました。
『図解でわかる 水・電解質と酸塩基平衡 —異常の原因と治療法—』
どうです、このタイトル。素人を寄せ付けない専門書の様相です。
東京都立図書館は本の貸し出しをしていないので、現地に行って読むしかありません。当然行きました😂専門書と格闘しながら、これかな?と思う部分が2ヶ所みつかりました。
①ナトリウムまたは水分の過剰摂取による急激な体重増加。この場合は、ナトリウムと水分の制限。
②抗がん剤が引き起こすナトリウムの喪失による、浮腫み・体重増加。この場合はナトリウムを含む食品の摂取。
この2つは症状は同じでも対処法が真逆です。
そう言えば抗がん剤点滴初日は、塩気があるものが食べたくなったよなぁ。それに本に書いてある抗がん剤の名前は、私が点滴しているものと同じだし。2回目の時は、少し塩分を摂ってみようかしら。
今振り返れば、素人考えで安易な判断だったなと思いますが、その時は何かに取り憑かれていたんでしょうね。ハマると追求したくなる質なので、自分のカラダで実験するような感覚になりました。
🎀現在進行形の乳がん治療奮闘記。週1回を目指して書いていきます🎀