男性脳には「なんでわかってくれないの?」は禁句?
いま何かと話題のAI(人工知能)の研究は、人間の脳の仕組みを知ることから始まったそうです。脳の演算パターンがわからないと、人工知能に置き換えることができないですからね。その研究をされていた、黒川伊保子さんは男性脳と女性脳に関する本を沢山書かれています。一度黒川さんのセミナーを受講したのをきっかけに、著書を読ませていただくようになりました。
男性脳、女性脳の傾向を知っていると、子供・パートナー・同僚・上司などとの人間関係がすこし俯瞰して見られるようになって、感情的にならずにすむかもしれません。
右脳と左脳の連携
感じる領域(右脳)と言葉の領域(左脳)
このふたつの脳の間には、脳梁というのがあって、男女ではその太さが違うそうです。
女性脳はこの脳梁が太い。だから左右の脳それぞれの情報が高速でやりとりされ、とても連携がよいそうです。
連携が良いとどうなるか。
受取ったイメージを過去の経験と照らして、すばやく状況判断して言語化でき、目の前の細かな変化や相手の思いを察することにたけている。特に子育て中の女性は、言葉ができない赤ちゃんと日々接しているので、この能力がフル回転している状態。
いっぽう男性脳は、脳梁が女性脳より細いため連携があまりよろしくない。目の前のことに頓着せず、女性脳のようにすばやく相手の事情を察することができない。あれこれ気持ちをおもいはかることが得意でない。
子育てでテンパってるママがいて、パパがふともらした言葉が、ママの地雷を踏む。
となるのは、男女の脳の働きが違うから、起こるべくして起こることらしいです。
「なんで、わかってくれないの?」と言いたい気持ちをぐっとこらえ、してもらいたいことを端的に率直に話すのが、脳梁が細い男性脳には効果的のようです。気持ちをわかってもらおうとせず、決まりごととかルールとして覚えてもらう。
男の子を育てる時には、ママが元気ない時は「ママが大変なのわかるよ。いつもありがとう」と言うのが世の中のルールなの。と教えておくといいかもですよ。
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男の子女の子。男性脳女性脳。
人間は環境の生き物
黒川伊保子さんの本は、とても面白くてすいすい読めます。
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